本のタイトルは、猫がゴロゴロと喉を鳴らす音のことを言っているらしい。

昨日は「猫鳴り」と言う小説を読みました。著者は沼田まほかる。映画化もされた「ユリゴコロ」の原作者の方ですね。
物語は三部に分けられています。第一部は子供を失った夫婦の家で捨て猫の「モン」が飼われるようになるまでのお話。
第二部は舞台が移動して不登校になった中学生行雄のお話。そして第三部は仔猫だったモンが20年間生きて老猫になり、ゆっくりと最期を迎えるお話。
第一部と第二部は人間の心の闇をまざまざと見せられているような心持ちになりました。残酷で恐ろしくて、だけど不思議と目が離せなくなる。
精神が不安定だと他者に優しくする余裕がなくなったり攻撃的になったりすることもあるよねと。許されるかどうかは別として。
第三部は徐々に弱って死に向かっていくモンを見ているのが辛かった。妻の信枝は病気で先立ち、残されたのはお爺さんになった夫の藤治とモンのみ。
20年。モンは立派に長生きをしたけど、別れが辛くならないなんてことはない。モンの死期を感じて思い悩む藤治の姿が切ない。
でも、藤治が最期の時までモンを大切にしていたところに、このお話の救いがあるような気がしました。モンを優しく見送ってくれる人がいたと言う救い。
全体的にしんどいお話でしたが生と死について考えさせられる濃い内容でした。こんな風に生き物から教わることってきっとたくさんあるんだろうなと思いました。

ドラマ「義母と娘のブルース」は最終回の内容よりも9話の佐藤健の愛の告白のほうがインパクトが強かった

ドラマ「義母と娘のブルース」の最終回を見ました。

録画した最終回を見る前にネットでドラマの最終回の感想をついつい見てしまい、最終回よりも手前の9話のほうがおもしろかったということを知ってしまいました。

私も最終回を見終わった後は確かに9話のほうが面白かったなあと思いました。
何と言っても佐藤健が演じるパン屋の店主の麦田が綾瀬はるか演じる亜希子に告白するシーンがよかったです。
心がじわっと暖かくなるような素敵な告白でした。
自分が告白されたわけでもないのに、感動して涙が出てしまいました。
このシーンがあったので、9話の印象がすこぶるよいです。

でも、最終回でも涙がでそうになるシーンがありました。
それは、亜希子と血のつながらない娘のみゆきが抱き合ってお互いの愛情をひしひしと感じている時です。
この女優さん二人の演技が上手なんだろうなあと思いました。

最終回で亜希子がスゴイ企業からヘッドハンティングされるということがあり、みゆきはなんとしても亜希子を再就職させたいと思うのですが、その方法が大学に受からないというのはちょっとだけ変な脚本だなあと思いました。
他の方法が考えつかなかったのかなと不思議に思いました。
実際、受験勉強を乗り越えてわざと大学受験で失敗するなんて、なんかありえないですよね。
お金もすごく勿体ないです。
亜希子の再就職よりもきちんと大学に入学するほうが大切だと思いました。
それ以外は最終回もなかなかよかったなあと思っています。http://www.doctoraalisa.com/